歯並び・咬み合わせが気になる（矯正歯科治療）｜東京都大田区大森本町の歯医者｜アプル歯科医院

歯並びが悪いと、むし歯や歯周病になりやすくなります。理由としては、重なり合った歯の間に食べ残しが溜まり、むし歯や歯周病の原因になる歯垢を形成しやすいからです。歯垢が固まるとうがいや歯磨きでは落とせなくなりますので、歯科でクリーニングを受ける必要があります。

噛み合わせが合わずに口が開いた状態が続くと、口呼吸になり口の中が乾燥します。口の中が乾燥すると細菌が増殖しますので、口臭がひどくなります。歯列矯正をおこなうことで、噛み合わせが改善し鼻呼吸ができるようになります。

歯並びが悪いと噛む力に偏りが生まれるため、顔に歪みが出る可能性があります。そのままの歯並びを放置すると、成長するに従って上顎や下顎が突き出るようになりますので、中には見た目にコンプレックスを抱く方もいらっしゃいます。

適切な噛み合わせができるように、専用の装置を使用して歯並びを正しく調整します。ブラケットと呼ばれる器具を歯の表面や歯の裏側に装着し、金属製のワイヤーで縛るようにして歯を移動させていきます。最近では審美ブラケットという目立たない色味の装置も登場しています。

透明に近い色味のマウスピース型の器具で矯正治療をおこないます。マウスピースなので患者さん自身で取り外しができるため、食事など生活習慣を変えたくない人に向いています。つけ忘れも自己責任になってしまうため、自分で管理ができる人に向いています。

矯正装置はワイヤーの締め付けで歯を移動させるため、調整時に痛みが伴います。マウスピースの矯正は動かす力が弱いため、ワイヤー装置に比べると痛みは少なくすみます。

ワイヤーとブラケット装置は独特な見た目と色味をしているため、遠くから見ても付けているのが分かるほど目立ちます。ただし、費用負担は大きくなるものの、目立たない色味の素材を使用した装置もあります。マウスピースは透明なプラスチックで作られているため、傍目では気づかないほどで目立つ心配はありません。

ワイヤー装置ははずすことができないため、食事の時もそのままの状態で食べ物を口にします。装置には凹凸や隙間が多いため、引っかかりやつまりが頻繁に発生します。器具を傷つけたり、器具に粘着してしまわないよう、避けるべき食べ物があります。マウスピースの場合は取り外しが可能なので、食事の内容を気にすることなく好きなものを口にできます。ただし、コーヒーなど色の強いものは着色する恐れがありますので注意していただきます。

装置矯正の場合、食べ残しやかすが装置に引っかかって残りやすいため、ブラッシングは装置の細かい隙間まで丁寧に磨き上げる必要があります。食べ残しはむし歯や口臭の原因にもなりますので、入念なケアが欠かせません。マウスピースの場合は取り外しが自由なので、いつも通りの歯磨きで十分なケアが可能です。