適切なメインテナンスについて
予防歯科とは?
①予防歯科に対する考え方(世界との比較)
予防歯科についての日本人の考え方、海外の違いについて見ていきましょう。
予防歯科とは
予防歯科とは、むし歯や歯周病を発生させないように、口の中や歯についての知識を身につけ正しい方法で歯磨きをおこない、歯についた汚れをキレイに落とすための教育・指導です。かつての日本では学校での予防歯科教育はまだ一般的ではなく、大半の大人も歯に関する知識を持つ人が少なかったため、日本全体として予防歯科の意識は低く多くの子どもがむし歯の治療を受けており、むし歯王国と表現されることもありました。
ただし、日本人だけにむし歯が多かった訳ではなく、1980年頃の状況でいうと、歯科予防の先進国と言われるスウェーデンでさえ多くの人がむし歯治療を受けていました。しかし、海外で予防歯科が進む一方で、日本では歯に対する意識が海外と比べて低く、歯科予防の後進国と揶揄されています。
世界との違い
予防歯科の意識について世界と差が開いてしまった理由としては、歯の治療に対する考え方と保険制度の違いがあります。日本では、歯医者は痛くなってから行くもの、治療のために通院するものという考え方が一般的です。
日本人の半数以上が年に1度も歯の健診を受けていないというデータもあり、予防のために通院するという考え方は普及していません。しかし、海外など特に歯科予防先進国のスウェーデンでは、歯医者は定期通院するものというのが常識であり、日々のオーラルケアが習慣になっています。アメリカなど保健医療が一般的でない国では歯科の治療は高額になるため、日々の予防が欠かせないものになっています。
また、日本の場合、歯の治療には保険が適用されますが、予防には保険が効きません。フッ素塗布以外は自費診療となっています。一方スウェーデンでは、予防にも保険適用されるため、国民は積極的に予防目的で健診を受けられるのです。国の制度としても、歯科予防への意識に違いがあることがわかります。
日本も少しずつ変化している
日本はかつてむし歯王国と言われるほど、子どもを中心にむし歯が多く、治療が頻繁におこなわれていましたが、歯科予防に関する意識は徐々に変化しています。現代の日本では学校で予防歯科教育がおこなわれ、ネットを通してむし歯や歯周病に関する情報が広がりつつあるからです。
しかし、それでも症状が出るまで歯医者に行かない人が少なくありません。歯の痛みを我慢できなくなるまで放置すると、歯を失う可能性を高めてしまいますので、予防の意識で日頃のケアを徹底しつつ、定期的な健診の受診をおすすめします。
②歯科医院で行うメインテナンスとは

メインテナンスの目的
むし歯や歯周病が悪化すれば、治療で何ヶ月も通院する必要が出てくるため、手間もお金もかかります。日本人は予防よりも治療で歯医者に通院するため、結果的に海外の方よりも通院回数が多くなっています。メインテナンスにも通院や費用が発生しますが、治療に比べれば回数も費用負担も少なく済みます。

歯科医院でのメインテナンス
歯科医院で実施されるメインテナンスでは、歯の間や歯茎にある歯垢を除去してお口の中の状態を整えるプラークコントロールをおこないます。歯ブラシで落としきれなかった汚れをクリーニングし、正しいブラッシング方法を指導・確認します。
定期的なお口のメインテナンスをすることで、健康なお口の状態を保つことができます。メインテナンスの頻度としては、症状のない人は6ヶ月に一度程度、治療を実施した人は3ヶ月に一度が目安となっていますが、症状にもよりますので、かかりつけの歯医者に相談しましょう。
メインテナンスの注意点
客観的に見ればなぜその状態で通院をやめてしまうの?と思う方もいるかと思いますが、習慣にならなければストレスになりますので、億劫になり通院が続かなくなることもあります。

自宅ではこれらの徹底が必要!?
歯医者でのメインテナンス以外に、自宅でできるケアとしてブラッシング・舌磨き・フロスがあります。
意外としっかり磨けていない人は多い

ブラッシング
ブラッシングは歯列を磨くのではなく、歯一本一本を磨く必要があります。角度や力加減、手の動かし方にも適切な方法がありますので、歯医者で正しいブラッシングの方法を身につけましょう。
フロス
歯ブラシでは届かない歯と歯の間をキレイにするためには、フロスの使用が効果的です。歯の間にたまる汚れも口臭や病気の原因になりますので、しっかりと絡め取ることが大切です。
舌磨き
舌の上に残る白色のカスは、口臭の原因になる食べ残しや細菌のかたまりです。舌磨き専用のブラシを使い、丁寧に除去します。
ここでは歯の予防・メインテナンスについて解説しました。定期的な口内ケアをおこない、清潔な状態を保ちましょう。大田区平和島での歯科治療ならぜひアプル歯科医院にご相談ください。